描いた夢と叶った夢 『Midnight Blue Train』に込められた想い / 浜田省吾

2020年9月20日

浜田省吾

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描いた夢と 叶った夢が
まるで違うのに やり直せもしない



Midnight Blue Train
作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

浜田省吾『Midnight Blue Train』歌詞


浜田省吾さんの『Midnight Blue Train』の歌詞です。
浜田省吾さんは、どんな夢を思い描いていたのか。
そんなことを考えました。

描いた夢と叶った夢

1980年にアルバム『Home Bound』を発売し、自分進むべき方向を見つけたのですが。
そのアルバム『Home Bound』の10曲目に『Midnight Blue Train』は収録されています。

『Midnight Blue Train』には、それまでの苦悩、苛立ちが歌詞に書かれています。
「ILLUMINATION」を発表した時期は「迷いと混乱の70年代」と歌われているように、自分の方向性を見つけられない試行錯誤をしていたのです。

浜田省吾さんは、当時、ギターを抱えて夜汽車で移動を行い、は生ギターで演奏をするライブだったといいます。

浜田省吾ってシティ・ポップス。
そんな評価が定着してきており、やりたいこととやっていることのギャップに、浜田省吾さんは悩んでいた。

それが、描いた夢と叶った夢の違い。
やり直せもしないと表現されているのがはっきりとわかります。

日本武道館公演でのライブテイク

1982年に演奏された『Midnight Blue Train』。
アルバム『ON THE ROAD』に収録されています。

苦悩、苛立ち、焦燥感...。
浜田省吾さんの感情が込められている歌。

わたしにはわからない、浜田省吾さんのいろんな感情、想いが、アルバム『ON THE ROAD』に収録されているライブテイクには凝縮されているかのようで、この演奏を聴くたび、切なくなるのです。

浜田省吾さんが、自らの気持ちを切々と歌う曲。
これ以上の感情のこもった歌はないに等しいのではないかとさえ思ってしまうほどです。

浜田省吾さんは、ステージで、それまでの苦悩、苛立ち。そんなものがフラッシュバックされ、それを思いだしながら歌ったのではないか。
そんな気さえするし、サングラスで見えない瞳の奥には光るものがあったのかも知れません。

走り続けること

走り続けることだけが
生きることだと迷わずに答えて



Midnight Blue Train
作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

浜田省吾『Midnight Blue Train』歌詞

自分の進むべき道がはっきりとわかった浜田省吾さんは、走り続けることだけ。乗り越えられる。乗り越えてみせる。

その強い気持ちを持ち続けたい。走り続けていれば、見たことのない景色が見え、手にするものがあるのではないか。そう信じていたのではないでしょうか。

2005年にリメイク

4年間にも及んだON THE ROAD 2001が2002年1月11日の日本武道館公演で終了。
2002年1月11日の日本武道館公演が終了した翌日の新聞には、
これからも浜田省吾は走り続けます
そんな言葉が書かれていました。


今思えば、『Midnight Blue Train』の「走り続ける」という言葉と重なっているのですね。
2003年には、浜田省吾公式ファンクラブ会員限定イベント 100% FAN FUN FAN 2003 (2003/11/1~12/27)開催。

そして、
『Midnight Blue Train』は、2005年にシングル「光と影の季節」のカップリング曲としてリメイクされました。

並々ならぬ気持ちを持ってリメイクしたのではないでしょうか。
ON THE ROAD 2005は、2005年9月3日から12月11日まで開催されました。

Blue Train

1980年2月にファンサークル「Blue Train」会報Vol.1が発行されているわけですが、
ファンサークルを「Blue Train」と命名した想い。

走り続けたい。
走り続けていく。
その気持ちが込められているのかも知れませんね。

Spotify

Midnight Blue Train

Midnight Blue Train2005

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